公益財団法人 仁泉会 セイントクリニック
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妊婦さんお役立ち情報

便秘対策

生理の10日くらい前になると急に便秘になり、生理が来ると便秘が解消された経験はありませんか。これは排卵により卵巣から分泌されたプロゲステロンが、月経発来とともに減少するからです。プロゲステロンは妊娠中に大量に分泌され、妊娠維持するために大変重要な働きをしていますが、腸の動きを弱めてしまう作用もあります。また、つわりで食事が摂れずに排泄できる量が減る、食事の好みが変わる、定期的に運動をしていた人が激しい運動を避けるなど妊娠によってライフスタイルが変化して便秘になりやすくなります。大きな妊娠子宮による圧迫、排便時にいきむことへの不安などが便秘を悪化させます。
日常の中での便秘対策、妊娠中でも使用できる薬について説明します。

すぐにでもできる便秘対策

その1.毎朝の水分補給

排便には十分な水分が欠かせません。プロゲステロンは体の中に水分をため込む(むくみやすい)ため便が硬くなるので積極的に摂取することが大切です。朝起きたらまず、コップ一杯の水や牛乳を飲むようにしましょう。睡眠中に消費した水分不足が解消できるだけでなく、胃腸が刺激されて動きが活発になり、排便が促されます。

その2.毎朝の排便習慣をつける

毎日決まった時間にトイレに座る習慣を始めてみましょう。トイレに行くと自然と体が反応して便意が促されるようになります。トイレに行く時間は便意を催しやすい朝食のあとがおすすめです。朝の時間にゆとりをもって、トイレの時間を確保しましょう。最初は便意がなくても、続けているとリズムがついて便秘解消に効果的です。また、トイレは我慢しないことが大切です。

その3.積極的に食物繊維を摂取する

食物繊維には水分を含み、便を柔らかくする働きがあります。腸内で水分を取り込んで数十倍に膨らみ腸壁を刺激して腸の動きを活発にしてくれる不溶性食物繊維と、胃や腸で吸収されずに硬くなった便をやわらかくしてくれる役割のある水溶性食物繊維があります。それぞれ役割が異なるのでどちらも摂ることが大切です。

不溶性食物繊維:玄米やオートミールなどの穀物や雑穀類、豆やかぼちゃ、ごぼうなどの根菜類
水溶性食物繊維:熟した果物・かぼちゃ・キャベツ・大根、昆布・わかめ・もずくなどの海藻類

その4.適度な運動をする

妊婦さんでもできる「適度」な運動をすることで、腸の動きが刺激されて便秘解消に効果的です。激しい運動をする必要はなく、ウォーキングやマタニティヨガ、ストレッチなど、軽く汗をかくくらいで大丈夫です。週1~2回ほどいいので継続して体を動かす習慣をつけましょう。
切迫早産の兆候がある人は、医師に相談してから運動するようにしてくださいね。

その5.腸内環境を整える

乳酸菌はヨーグルト・チーズなどの乳製品、納豆、味噌、漬物、キムチなどの発酵食品にも多く含まれます。乳酸菌は腸の働きを整え、便秘解消に役立ちます。ヨーグルトは食べやすくておすすめですが、脂質や糖質の過剰摂取にならないように、無糖タイプ・プレーンを選んで、果物やドライフルーツ(食物繊維)、はちみつなどで甘さを調整して食べるといいでしょう。最近は乳酸菌のほかビフィズス菌も注目されています。やはり、ヨーグルトや乳製品がおすすめですね。

便秘の薬

妊娠中でも使用できるお薬はある一方、市販薬の中には妊娠中には避ける必要があるものもあります。
自己判断せずにかかりつけの産婦人科でご相談ください。